気胸の日帰り手術
以前気胸で入院したことがあり、またいつ再発するか心配な方
手術をするのが良いとわかっているけど入院はしたくない方
気胸をしてから飛行機に乗るのが心配な方
このように、またいつ肺が破けるかもしれないと怯えながら生活している方には当院での日帰り手術がおすすめです。当院は肺がんの日帰り手術クリニックですが、気胸の治療も積極的に行っておりますのでお気軽にご相談ください。可能な限り小さい範囲で脆くなった肺ごと取り切ることができ、再発に怯えることなく日常生活を送ることができるようになります。
気胸は手術でなければ再発率が高い

気胸は比較的若年の方に起こりやすい病気であり、場合によっては重篤な呼吸困難を引き起こし、ショック状態に至ることもある危険な病気です。
初発の気胸の場合、呼吸困難で救急病院を受診することが多いです。そこで胸に針を刺したり管を入れて入院し、穴が自然に塞がるのを待ってから退院となります。穴がとても小さい場合は入院を必要としない場合もあります。
肺の破けた部分が塞がった後は基本的にな日常生活を送れますが、50%程度の確率で再発すると言われています。理由は原因である肺の脆くなった部分(=ブラ)が残っているからです。一方、手術でブラごと取り除けば再発することはほぼありません。
手術時間や手術方法の詳細については肺がんの部分切除と同じですので、そちらのページもご参照ください。
気胸とは
気胸とは肺の一部に脆い部分があり、そこが破れてしまうことで肺から胸の中(胸腔内)に空気が漏れ、呼吸がしにくくなる病気です。漏れ出した空気の量が多い場合には、その圧力によって肺が十分に膨らまなくなるだけでなく、心臓を圧迫してショック状態を引き起こすことがあります。重症化すると命に関わる危険があるため、注意が必要な病気です。

気胸の治療法
気胸の治療法は大きく分けて2つあります。
胸腔ドレナージ
1つ目は、目が覚めている状態でドレーンと呼ばれる太い管を肋骨の間から挿入し、胸腔内に漏れ出た空気を体外へ逃し、自然に肺の穴が塞がるのを待つ方法です。
メリット
手術を行わずに治療できる
デメリット
管を挿入する際、全身麻酔ではないため痛みを伴う
管を入れたまま肺が膨らむまで数日間の入院が必要
脆い肺が残ったままなので、根本的な治療ではなく、30-50%程度の患者様は再発を繰り返す
胸腔鏡による肺の部分切除
2つ目は、当院で肺がんに対しても行っている肺部分切除となります。
肺の脆い部分を直接確認して、その部位を丸ごと切除するという方法で、根本的に治療ができます。
メリット
根本的治療が可能で、再発しにくい
デメリット
一般的には入院を伴う手術となる(ただし、当院では日帰り手術が可能)
当院が患者さまに選ばれる理由
当院では、肺がん手術と同様の術式である肺部分切除による治療を行っており、1回の日帰り手術で完結します。気胸を繰り返して何度も入院されている方や、根本的な治療を望まれる方には、当院での日帰り手術が適しています。

日帰り手術の流れ
- 手術当日は来院後に着替えを済ませ、手術室へ入ります。
- 腕から点滴を1本確保し、そのまま全身麻酔で眠っていただきます。
- 目が覚めたときには、すでに手術は終了しています。
- 術後は回復室で1〜2時間程度経過観察を行い、痛みや吐き気がないか、また1人で歩けるかを確認したうえでご帰宅いただきます。
- 朝一番に手術を受けられた場合には、午前中のうちに帰宅が可能です。

気胸の日帰り手術の費用
当院での治療は保険が適用されます。
手術と全身麻酔を含む費用は約52万円で、自己負担3割の場合は約15.6万円です。年齢や収入によって金額は変動しますが、高額療養費制度を利用することで後日払い戻しを受けられ、最も自己負担が軽い方では実質約3.5万円程度となります。
高額療養費制度の詳細については、以下の全国健康保険協会(協会けんぽ)のページをご参照ください。


