肺がんはどうやって見つかる?発見方法を医師が解説
東京駅から徒歩7分、早期肺がんの日帰り手術を専門とする「東京日本橋 早期肺がん日帰り手術クリニック」です。
肺がんは、日本人に多いがんの一つですが、「どのようなきっかけで見つかるのか」「症状がなければ気づけないのではないか」と、不安を感じている方も少なくありません。実際に、肺がんは初期の段階では自覚症状がほとんどみられないことが多く、気づかないうちに進行してしまうケースがあります。
だからこそ、「どのようなきっかけで見つかるのか」「どのような検査が行われるのか」といった点をあらかじめ知っておくことは、肺がんの早期発見のために非常に重要です。
この記事では、肺がんが見つかる主なきっかけをはじめ、発見に用いられる検査の種類や、検査から診断が確定するまでの流れについて分かりやすく解説します。
肺がんはどうやって見つかる?主な発見のきっかけ

肺がんは、初期の段階では自覚症状がほとんどみられないことが多く、「気づかないうちに進行していた」というケースも少なくありません。そのため、肺がんの多くは、症状の有無にかかわらず、何らかの検査をきっかけに発見されます。
肺がんが見つかる主なきっかけは、大きく分けて次のようなものがあります。
健康診断や人間ドックで見つかるケース
肺がんの発見の契機として多いのが、健康診断や人間ドックです。
会社の定期健診や自治体の検診で行われる胸部X線検査により、肺に影や異常が認められ、精密検査へ進んだ結果、肺がんが見つかることがあります。特に自覚症状のない早期肺がんは、このような検診を通じて偶然発見されるケースが少なくありません。
他の病気の検査中に偶然見つかるケース
心臓や消化器の検査、外傷の評価などを目的として行われたCT検査で、たまたま肺に影が見つかり、詳しく調べた結果、肺がんが判明することもあります。
症状をきっかけに受診して発見されるケース
咳が長引く、血痰が出る、息切れや胸の痛みがあるといった症状をきっかけに医療機関を受診し、CT検査などを行った結果、肺がんと診断されることがあります。ただし、これらの症状が肺がんの症状として現れる場合は、すでに病状がある程度進行している場合もあります。
定期的な検査が早期発見につながる
このように、肺がんは「症状が出てから見つかる病気」というよりも、検診や画像検査によって発見されることが多い病気です。そのため、定期的に検査を受けることが、肺がんの早期発見において非常に重要です。
肺がんを発見するための検査方法と種類

肺がんの発見には、目的や状況に応じて複数の検査が行われます。健康診断で行われるスクリーニング検査から、診断を確定するための精密検査まで、それぞれの検査には役割があります。
ここでは、肺がんの発見に用いられる主な検査方法について解説します。
胸部X線検査(レントゲン)
胸部X線検査は、健康診断や人間ドックで広く行われている基本的な検査です。肺全体を簡便に確認できるため、肺に影や異常がないかを調べる初期のスクリーニング検査として用いられます。
ただし、早期の小さな肺がんや、心臓や骨と重なった場所にある病変は見つかりにくいこともあり、異常が疑われた場合には、より詳しい検査が必要となります。
胸部CT検査
胸部CT検査は、肺がんの発見において重要な役割を果たす検査です。X線検査よりも詳細な画像が得られるため、小さな結節や淡い陰影も確認しやすくなります。
健康診断で異常を指摘された場合や、症状がある場合には、精密検査として胸部CT検査が行われることが一般的です。しかし近年では、肺がんの早期発見を目的として、低線量CT検査が用いられることもあります。肺がん検診としてレントゲンが一般的ですが、早期肺がんを見落とさないためにも、 2年に1度「胸部CT検査」を行っている自治体(豊島区など)もあります。
PET-CT検査
PET-CT検査は、がん細胞の活動性を画像として捉える検査です。CT検査で見つかった病変について、悪性が疑われるかどうかの評価や、肺がんが他の臓器に広がっていないかを調べる目的で行われます。
主に診断後の病期評価や治療方針の決定に用いられる検査ですが、精密検査の一環として行われることもあります。
気管支鏡検査・組織検査
画像検査で肺がんが疑われた場合には、確定診断のために組織検査が必要となります。気管支鏡検査では、口や鼻から細い内視鏡を挿入し、気管支の内部を観察するとともに、病変部から組織や細胞を採取します。
採取した組織を顕微鏡で詳しく調べることで、肺がんかどうか、またどのようなタイプの肺がんなのかを確定します。
肺がんを早期に発見するためのポイント

肺がんは初期には自覚症状がほとんどないことが多く、症状が出てから受診した場合には、すでに進行していることも少なくありません。そのため、肺がんを早期に発見するためには、症状の有無にかかわらず、健康診断などを活用して定期的に検査を受けることが重要です。
健康診断で行われる胸部X線検査は有用な検査ですが、小さな肺がんを見つけにくい場合もあります。健診で異常を指摘された場合や、不安がある場合、気になる症状がある場合には、専門の医療機関を受診し、CT検査による詳しい評価を行うことが、早期発見につながります。
また、喫煙歴がある方や高齢の方など、肺がんのリスクが高い場合には、軽い症状であっても医師と相談のうえ、検査を検討することが大切です。咳が続く、血痰が出る、息切れや胸の違和感があるといった症状がみられる場合には、早めに医療機関を受診しましょう。
肺がんの早期発見には、早めに検査を受ける習慣を持つことが何より重要です。
検査から診断確定までの流れ

肺がんが疑われた場合、検査は段階的に進められます。多くの場合、健康診断や初期検査をきっかけに異常が見つかり、必要に応じて精密検査を重ねながら、最終的に診断が確定します。
まず、健康診断の胸部X線検査や初診時の画像検査で肺に異常が認められた場合、精密検査として胸部CT検査が行われます。CT検査では、病変の大きさや位置、形状などを詳しく評価し、肺がんの可能性があるかどうかを判断します。最近のCT検査画像は解像度が高く、CT画像だけでも肺がんが強く疑われる影なのかそうでないのかを判断しやすくなっています。
CT検査の結果、肺がんが疑われる場合には、必要に応じてPET-CT検査などが追加されます。これにより、病変の性質や活動性、リンパ節や他臓器への広がりの有無を確認し、診断や治療方針を検討するための重要な情報を得ます。
画像検査だけでは確定診断に至らないため、最終的には組織検査が行われます。気管支鏡検査などによって病変部から組織や細胞を採取し、顕微鏡で詳しく調べることで、肺がんかどうか、またがんの種類が判定されます。
ただし、病変が非常に小さい場合や肺の奥深くに位置している場合には、生検によって十分な検体が得られず、比較的侵襲的な検査をしたにもかかわらず診断が確定しないこともあります。そのような場合には、画像所見や臨床経過を踏まえ、専門医が肺がんの可能性が高いと総合的に判断したうえで、診断と治療を兼ねて胸腔鏡下に病変を早期に切除する方法が選択されることもあります。
まとめ|肺がんは早めの検査と相談が大切

肺がんは、初期の段階では自覚症状がほとんどみられないことが多く、症状が出てから発見された場合には、すでに進行しているケースも少なくありません。そのため、肺がんの多くは、症状の有無にかかわらず、健康診断や画像検査をきっかけに見つかっています。
健康診断で行われる胸部X線検査は、肺がん発見の第一歩として重要な役割を果たしますが、すべての肺がんを見つけられるわけではありません。異常を指摘された場合や、不安を感じる場合、気になる症状がある場合には、CT検査などの精密検査を受けることで、より詳しい評価が可能となります。
肺がんを早期に発見するためには、症状の有無にかかわらず、早めに検査を受ける習慣を持つことが重要です。健康診断での指摘があった場合や、気になる症状が続く場合には、自己判断で様子をみるのではなく、早めに専門の医療機関へ相談することが大切です。
肺がんの気になる症状は当院までご相談ください

東京駅から徒歩7分、日本橋駅直結の「東京日本橋 早期肺がん日帰り手術クリニック」では、早期肺がんに対して、日帰りでの肺部分切除手術による根治を目指した治療を行っています。
当院では、早期肺がんの日帰り手術に加え、肺がんの適切な診断にも力を入れています。診断から治療方針の検討まで、肺がん治療を専門とする呼吸器外科医と麻酔科医が連携し、患者さまの状態に応じた判断を行っています。
- 気になる症状があり、肺がんの可能性があるのかどうかを専門医に確認してほしい
- CTで肺の小さな影を定期的に経過観察しているが、影が肺がんの可能性が高いのか知りたい
- 症状が続いており、このまま様子を見ていてよいのか判断できず、不安を感じている
- 健康診断で異常を指摘されたが、次にどの医療機関を受診すればよいかわからない
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