肺結節の経過観察はいつまで?肺がんとの関係や手術を検討するタイミングを解説
東京駅から徒歩7分の「東京日本橋 早期肺がん日帰り手術クリニック」です。
当院では、専門医4名による診療体制のもと、肺がんの早期発見に向けた検査・診断から、早期肺がんに対する日帰り手術まで対応しています。
健康診断や人間ドックで肺の異常を指摘され、
- 「肺結節があります」
- 「すりガラス陰影(GGN・GGO)があります」
- 「今は経過観察で大丈夫です」
と言われたものの、
- いつまでCTを続ければよいのだろう
- 本当にこのまま経過観察でよいのだろうか
- 肺がんではないのだろうか
- 手術するなら早い方がよいのではないか
と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
肺結節やすりガラス陰影の中には、炎症などの良性病変もありますが、早期肺がんが含まれていることもあります。
この記事では、肺結節の経過観察が行われる理由、CTフォローはいつまで続くのか、そして手術を検討するタイミングについて解説します。
肺結節とは?
肺結節とは、肺の中に認められる比較的小さな影のことです。
CT検査で偶然見つかることも多く、健康診断や人間ドックをきっかけに指摘されるケースも少なくありません。
肺結節の原因はさまざまで、
- 炎症
- 過去の感染症の痕跡
- 良性腫瘍
- 肺がん
などが考えられます。
そのため、肺結節を指摘されたからといって、直ちに肺がんというわけではありません。
なぜ肺結節は経過観察になるの?
肺結節の中には、画像だけでは良性か悪性か判断が難しいものがあります。
また、早期肺がんであっても非常にゆっくり大きくなる病変もあります。
そのため、
- 3か月後
- 6か月後
- 1年後
などにCTを撮影し、病変の変化を確認することがあります。
特に以下のような病変では経過観察が選択されることが少なくありません。
- 小型肺結節
- すりガラス陰影(GGN・GGO)
- 一部充実型結節
- 炎症との区別が難しい病変
肺結節の経過観察はいつまで続く?
患者さんからよくいただく質問が、「肺がんの経過観察はいつまで続くのでしょうか?」というものです。
肺結節やすりガラス陰影を経過観察している時にはまだ実際には肺がんと確定しているわけではないのですが、多くの方は「肺がんかもしれない」という不安を抱えながらCTフォローを続けています。
そのため、
- 肺がんの経過観察はいつまで続くのか
- いつになったら診断がはっきりするのか
- 手術を検討する時期ではないのか
と悩まれることは珍しくありません。
結論から言うと、病変によって異なり、明確な期限はありません。
小さな肺結節では、
- 3か月後CT
- 6か月後CT
- 1年後CT
とフォローされることが一般的です。
また、すりガラス陰影(GGN・GGO)では、数年間にわたり経過観察が行われることもあります。
病変によっては5年以上経過観察が続くことも珍しくありません。
経過観察中の肺結節は肺がんではないの?
ここは非常に重要なポイントです。
経過観察になっているからといって、肺がんではないという意味ではありません。
実際には、
- 現時点では断定できない
- 変化をみながら判断したい
- 将来的に肺がんと診断される可能性がある
という意味で経過観察になっていることもあります。
特に、
- 増大傾向がある
- 充実成分が増えている
- 胸膜陥入像がある
などの場合には、肺がんの可能性を考慮しながら経過をみているケースもあります。
経過観察を続けるか、手術を検討するかの判断には幅があります
肺結節やすりガラス陰影の診療では、
「経過観察を続けるか」
「手術を検討するか」
について明確な境界線が存在しない場合があります。
実際には、
- もう少し様子を見る
- そろそろ手術を検討する
のどちらも選択肢となるケースがあります。
当院にも、
- 数年間CTフォローを続けている
- 3か月ごとのCTを何度も繰り返している
- 少しずつ大きくなっていると言われている
という患者さんが相談に来られます。
その中には、当院で画像を確認した結果、手術を検討する時期に来ていると考えられるケースもあります。
もちろん、経過観察という判断自体が間違いだったという意味ではありません。しかし、肺結節やすりガラス陰影の中には、肺がんである可能性が高いと考えられる病変も存在します。
そのような病変では、経過観察を続けることにもメリットがある一方で、より早い段階で切除していれば、病理学的には非常に早期であるAIS(上皮内腺癌)やMIA(微小浸潤腺癌)の段階で切除できた可能性もあります。
そのため、
- 本当にこのまま経過観察でよいのだろうか
- 手術を検討する時期ではないだろうか
- 他の医師の意見も聞いてみたい
と感じた場合には、現在の画像所見について改めて評価し、治療方針を整理してみることも一つの方法です。
手術が検討されるのはどのような場合?
肺結節が大きくなった
サイズの増大は重要な変化です。
特に経時的に増大している場合には、肺がんの可能性が高くなり、診断と治療を兼ねて手術が検討されることがあります。
充実成分が増えた
すりガラス陰影(GGN・GGO)の中に充実成分(白い芯のような部分)が出現したり、増大したりする場合には注意が必要です。
このような変化は肺腺癌の進行を示唆することがあり、手術が選択肢となります。
早期肺がんであれば肺部分切除が選択肢になることもあります
経過観察中の肺結節の中には、比較的小さく肺の辺縁に存在するため、肺部分切除が選択肢となるケースがあります。
画像だけでは確定診断できない病変であっても、手術をして詳しく調べた結果、早期肺がんと診断されることも少なくありません。
肺部分切除は、そのような病変に対して診断と治療を同時に行うことができる方法の一つです。
そして、肺部分切除では切除範囲を最小限に抑えることができるため、肺機能を温存しやすいという特徴があります。
また、他院で区域切除や肺葉切除を勧められている場合でも、病変の位置や性状によっては肺部分切除が可能なケースもあります。
経過観察中に迷ったときは
肺結節やすりガラス陰影の診療では、経過観察を続けるか手術を検討するかについて、施設や医師によって考え方が異なることがあります。
そのため、
- 本当にこのまま経過観察でよいのだろうか
- 病変の変化をどのように考えるべきなのだろうか
- 手術はいつごろ検討するのが妥当なのだろうか
と迷われることもあります。
そのような場合には、現在の画像所見について改めて評価し、治療方針を整理してみることも一つの方法です。
当院にも、
- 数年間経過観察を続けているが、このままでよいのか不安
- 病変が少しずつ大きくなっていると言われた
- 経過観察と手術のどちらが適切なのか知りたい
といった、肺結節やすりガラス陰影についてのご相談が寄せられています。
CT画像のみでのご相談も可能ですので、遠方の方でもCDデータや画像をご送付いただければ、現在の病変が経過観察に適しているのか、どのような選択肢が考えられるのかについてご相談いただけます。
まとめ
肺結節の経過観察期間に明確な期限はありません。
病変の大きさや性状によっては、数か月から数年以上にわたりCTフォローが行われます。
一方で、経過観察中の肺結節の中には早期肺がんが含まれていることもあり、病変の経過によっては、手術を検討した方がよい場合もあります。
「このまま経過観察でよいのだろうか」
「手術を検討する時期ではないのだろうか」
と迷われることもあるでしょう。
そのような場合には、現在の画像所見について改めて評価し、治療方針を整理してみることも一つの方法です。


