確実性、安全性、スピード感を重視した⽇帰り⼿術

当院は国⽴がん研究センター中央病院の呼吸器外科専⾨医と⿇酔科専⾨医による早期肺がん⽇帰り⼿術クリニックです。がんを確実に取り切ること、合併症の少ない安全な⼿術を提供することは当然のことながら、スピード感も重要と考えております。⼿術は30分から1時間で終了するため、投与する⿇酔薬の合計量が少なくて済みます。
これにより患者様の⾝体の負担が少なくすっきりとした⿇酔覚醒が得られるため、肺がん⼿術でも当⽇のご帰宅が可能です。⼿術当⽇に制限のない⽇常⽣活に戻れることが何よりのリハビリであり、術後の合併症予防にもつながります。これが⽇帰り⼿術の最⼤のメリットです。
また近隣に提携ホテルをご⽤意しておりますので、ご希望の患者様はお泊りいただくこともできます。病院とは違い、⾷事制限や外出制限がございませんし、⼤部屋ではなく個室でご家族の付き添いができる点も安⼼です。家を空けられない⽅、お休みを取りづらい⽅、周りの⼈に⼼配をかけたくない⽅、早く⽇常⽣活に復帰したい⽅には特に⽇帰り⼿術がおすすめです。
患者様の貴重な時間を無駄にしない肺がん治療

がんと診断されてから⼿術を受けるまでの時間を少しでも無駄にしないよう、効率よくスピード感を持って対応いたします。
⼀般的に肺がんで病院を受診した場合、⼿術を受けるまでに何度も通院し、その度にたくさんの待ち時間があり、その⽇は1⽇がかりとなります。⼀通りの術前検査を終えた後に、⼿術まで数ヶ⽉待つこともあります。その間に肺がんが進⾏したり転移したりしないのだろうか、早く⼿術をして欲しいのになかなか連絡が来ないなどと不安を抱えながら⼿術を待つ期間というのは精神的につらいものです。
CT画像をお持ちの場合、当院では⼿術前の来院は1回のみです。その⽇のうちに全ての術前検査を⾏い、⼿術⽇を仮決定いたします。検査の結果次第では翌⽇、遅くとも1週間以内には⼿術が可能です。肺がんの治療は早いに越したことはありません。
がん患者様にとって時間は⾮常に貴重です。ただでさえ不安な時に、⻑い時間待ったり効率の悪い対応をされるとさらに不安な気持ちになりイライラしてしまうのは当然のことなのですが、そのことを深く理解し改善策を打ち出せている医療機関はまだまだ少ないのではないかと思います。⾃分⾃⾝ががんになった時にして欲しくないことは、患者様に対してもしてはならないと強く思っております。
当院では患者様の貴重な時間を無駄にせず少しでも早くがんを治療し、できるだけ早く精神的にも⾝体的にも”元通りの⽣活”を取り戻していただくことを⽬標に掲げ、チーム全体で取り組んでおります。先述の通り⼿術待機期間が短いこと、術前の来院回数が少ないこともその⼀環です。また遠⽅にお住まいの患者様や、やむを得ない事情で術前に来院することが難しい患者様は、事前にCT画像や各種検査結果が必要にはなりますが、⼿術当⽇に初めて来院していただくことも可能です。院⻑が個々の患者様の事情に合わせて柔軟に対応致しますので、どんなことでもお気軽にご相談ください。
術後の痛みに⿇酔科専⾨医が徹底配慮

術後は全く痛くないですというと嘘になります。当院では胸腔鏡を⽤いた傷⼝の⼩さな低侵襲⼿術を⾏っておりますが、それでも術後の痛みを完全に取り除くことは難しく、⼊院⼿術、⽇帰り⼿術を問わず共通の課題です。
それでも可能な限り痛みを抑え安⼼してご帰宅していただけるよう、当院では痛みの専⾨家である⿇酔科専⾨医が個々の症状に合わせた痛みの管理を⾏います。
まず⼿術の終盤に傷⼝の痛みの根本となる肋間神経に局所⿇酔薬を注⼊(肋間神経ブロック)いたします。この薬剤の鎮痛作⽤は強⼒で、術後数時間に渡って効果が持続します。⿇酔から覚醒後、肋間神経ブロックが効いている間に鎮痛薬の内服を開始し、痛みを先回りして抑える予防的な疼痛管理を実施します。
⼿術後の痛み対策で⼤切なことは、「適切なタイミングで必要な量の痛み⽌めを使うこと」です。無理に我慢してしまうと慢性疼痛化(本来治っているはずの痛みが⻑く残る状態)してしまうリスクが⾼まります。当院では術後2週間から1ヶ⽉程度、継続的に痛み⽌めを使⽤していただくことを推奨しており、⿇酔科医の指導のもと、ご帰宅後も痛みを適切にコントロールするようサポートしております。患者様のQOL(⽣活の質)を重視し、術後の⽣活にも寄り添った痛みの管理を⾏っております。
肺がん⼿術専⾨の呼吸器外科医と⿇酔科専⾨医による確かな技術

外科医は国⽴がん研究センター中央病院で共に⻑年働いてきた医師が中⼼となり執⼑いたします。渡辺俊⼀医師を筆頭に、肺がん⼿術を専⾨とする呼吸器外科専⾨医によるチームです。⿇酔科医は様々な外科医の⼿術の⿇酔を担当するため外科医の腕を⾒極めることができるのですが、間違いなく信頼できると判断した医師のみでチームを構成しております。
⿇酔科医は基本的に院⻑が担当いたします。⿇酔科医は患者様の安全を第⼀に考え、全ての患者様を⾃分の家族だと思って⿇酔しなさいという恩師の教えのもと”Patient First(患者第⼀)”の⿇酔管理を⾏っています。⼿術中のきめ細やかな全⾝⿇酔管理はもちろんのこと、⼿術前の患者様の全⾝状態の評価、⼿術後の疼痛管理も含めて、できる限り早く”元通りの⽣活”に戻っていただけるようサポートさせていただきます。院⻑以外の⿇酔科医も同じ考えを持ち、これまで共に働いてきた確かな技術を持ち合わせた医師のみを採⽤しております。
最新かつ⾼度な医療機器‧設備を完備
患者様に安⼼して⼿術を受けていただくために、医療の質は当然のことながら、医療機器や設備にも妥協はできません。術後の創部感染を防ぐために⼿術室の清潔度を保つための空調システム、清掃がしやすい床材、洗浄器や滅菌器械、電気メス、内視鏡システム、⿇酔器など、最新かつ⾼度な機器を完備しております。
また停電時のバックアップ電源も備えており、万が⼀の事態でも安全に⼿術を続けられるような体制を整えておりますので、患者様には安⼼して当院で肺がん治療を受けていただけます。
東京駅徒歩7分、⽇本橋駅直結の好⽴地
様々な地域から来られる患者様の利便性を考えてこの場所を選定いたしました。関東近郊の⽅はもちろん、遠⽅の患者様も新幹線でのアクセスが抜群です。ビル内に駐⾞場もございます。術後に患者様ご⾃⾝での運転は安全上お控えいただいておりますが、お迎えに来られたご家族様は是⾮ご利⽤ください。またクリニック⾄近に提携ホテルをご⽤意しておりますので、遠⽅からの患者様でご希望の⽅はお声がけください。
地元の病院でレントゲン撮影をして精密検査が必要となった⽅、CT検査で肺がんを疑われた⽅、肺がんと診断されて⼿術を待っているけどなかなか⼿術が受けられない⽅、⼤きな病院を受診するのは気が重い⽅、他の先⽣の意⾒も聞いてみたい⽅など、どのような患者様もまずは当院までお気軽にお問い合わせください。
完全予約制で待ち時間なし、⼟曜⽇も⼿術実施
完全予約制を導⼊しており、患者様をお待たせすることはございません。また⼟曜⽇にも⼿術を実施しているため、翌⽇しっかり休息していただき⽉曜⽇からお仕事を始めることもできます。