医療コラム

肺がんの生存率|60代で肺がんと診断された方へ

60代で肺がんと診断された方へ

手術はできる?生活はどう変わる?知っておきたい大切なこと

はじめに

「60代で肺がんと診断された」
「年齢的に、もう手術は難しいのではないか」
「持病があっても手術を受けられるのか不安」
「これから普通の生活に戻れるのだろうか」

そのような思いで、

  • 肺がん 生存率 60代
  • 肺がん 手術 60代
  • 肺がん 手術 高齢 大丈夫
  • 肺がん 余命 60代

と検索される方はとても多くいらっしゃいます。

肺がんと聞くと、「もう年齢的に厳しいのではないか」「長い入院が必要なのではないか」と強い不安を感じる方も少なくありません。しかし実際には、60代は肺がん治療において決して特別に高齢というわけではなく、早期に見つかれば十分に手術や治療が期待できる年代です。大切なのは、「60代だから」ではなく、今の体力で手術に耐えられるか、治療後にどのような生活を送れるかです。

この記事では、60代で肺がんと診断された方に向けて、生存率だけでなく、手術やその後の生活についてわかりやすく解説します。

60代だから手術ができないということはありません

まずお伝えしたいのは、60代という年齢だけで手術ができないと判断されることはないということです。肺がんの治療では、心肺機能、持病の有無、全身状態、病変の大きさや場所、喫煙歴が重要です。

たとえば、高血圧、糖尿病、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、心臓の病気があっても、術前に適切な治療を行っていれば、十分に手術が可能です。実際に、60代で問題なく手術を受けられる方は非常に多くいらっしゃいます。「年齢が理由で手術できない」と思い込まず、まずは正確な診断を受けることが大切です。

生存率は「年齢」より「ステージ」で大きく変わります

肺がんの生存率は、60代かどうかよりも、ステージ(進行度)によって大きく変わります。

たとえば、

  • ステージ1では手術による根治が期待できる
  • ステージ2でも十分に治癒を目指せる
  • ステージ3では抗がん剤や放射線を組み合わせる
  • ステージ4でも長くコントロールできる時代になっている

というように、治療の考え方は大きく異なります。大切なのは、「60代だからどうか」ではなく、「今どの段階なのか」を知ることです。

肺を切ったら苦しくなる?術後の生活は?

多くの方が不安に感じるのが、「肺を切ったら息苦しくならないか」「普通の生活に戻れるのか」ということです。もちろん、手術の範囲によって影響は異なりますが、必要以上に大きく切ることが必ずしも良いわけではありません。

近年では、早期肺がんに対して、胸腔鏡を使った肺の区域切除、部分切除など、肺をできるだけ残す考え方も重視されています。できるだけ肺を残すことで、息切れを減らす、趣味や運動を続ける、将来の生活の質(QOL)を守ることにつながります。

「しっかり治すこと」と「その後の生活」の両方を考えることが大切です。

長期入院が必要とは限りません

肺がん手術というと、「何週間も入院する」「退院後もしばらく動けない」というイメージを持つ方も多いですが、必ずしもそうではありません。

病変の大きさや場所によっては、胸腔鏡による低侵襲手術や日帰りでの手術が可能な場合もあります。もちろん、日帰り手術はすべての方が対象になるわけではありませんが、「肺がんの手術=長期入院」とは限りません。

できるだけ早く元の生活に戻れることも、筋力低下や認知機能の低下を防ぐために、治療では非常に大切な視点です。

配偶者や家族に負担をかけたくない方へ

60代では、配偶者への負担、一人暮らしで退院後が不安、家族に迷惑をかけたくないなどの悩みも非常に多くあります。だからこそ、治療そのものだけでなく、治療後の生活まで考えてくれる医療機関なのかが重要になります。

早く退院できるか、生活の自立を保てるか、家族の負担を減らせるか。こうした視点も、病院選びでは大切です。

手術後も、自分らしく生活できるかが大切です

生存率は大切な指標ですが、それだけで治療を決めることはできません。60代では、退院後に不自由なく生活できるか、家族に負担をかけすぎないか、趣味や日常生活を続けられるかといったことが気になります。

ただ治すだけではなく、治療後も元通りの生活を続けられることを目指して手術を受けることが大切です。

ご家族と一緒に治療を考えることが大切です

60代では、治療を決めることがご本人だけの問題ではないことも少なくありません。

配偶者のサポート、退院後の生活、一人暮らしでの不安、家族への負担など、治療の選択には生活全体が関わってきます。だからこそ、「治療として何が正しいか」だけでなく、退院後に無理なく生活できるか、家族の支えを受けながら治療を続けられるか、自分らしい生活を保てるか、という視点も大切です。

ご本人だけで決めるのではなく、ご家族と一緒に考えることで、より納得できる治療につながります。

長く付き合える医療機関かを見てください

肺がん治療では、大きな病院かどうかよりも、自分にとって最適な治療を選べているかが重要です。手術が必要なのか、経過観察がよいのか、手術以外の治療が適しているのか。この判断によって、その後は大きく変わります。

また、治療後の経過や再発のフォローまで含めて、安心して相談できる医療機関かどうかも大切です。まずは、正確な診断と、納得できる説明を受けることが重要です。

より詳しく「誰に手術を任せるか」「病院の選び方」について知りたい方は、

>「肺がんの名医とは?手術が必要と言われたときに後悔しない医師・病院の選び方」

も参考にしてください。

まとめ

60代で肺がんと診断されると、「年齢的にもう手術は難しいのではないか」と不安になる方は少なくありません。

しかし実際には、60代だからという理由だけで手術が難しくなるわけではなく、早期に見つかれば十分に手術による根治を目指せる病気です。特に、病変が小さく、早期の段階であれば、胸腔鏡による低侵襲手術や、日帰りでの手術が可能な場合もあります。大切なのは、

  • 年齢だけで判断しないこと
  • 今の体力や持病を含めて、自分に合った術式を選ぶこと
  • 治療後に元通りの生活を続けられるかを考えること

です。

肺がん治療では、「治すこと」だけでなく、その後の生活をどう守るかも非常に重要です。できるだけ肺を残し、できるだけ早く元の生活に戻ることができれば、筋力低下や認知機能の低下を防ぎ、ご家族への負担も減らすことにつながります。

もし、すでに手術を勧められている方や、「本当にこの治療が最適なのか」と迷っている方は、一度立ち止まって相談してみてください。その判断が、これからの安心と、より良い治療につながることがあります。

肺がんの気になる症状は当院までご相談ください

東京日本橋 早期肺がん日帰り手術クリニック

東京駅から徒歩7分、日本橋駅直結の「東京日本橋 早期肺がん日帰り手術クリニック」では、早期肺がんに対して、日帰りでの肺部分切除手術による根治を目指した治療を行っています。

当院では、早期肺がんの日帰り手術に加え、肺がんの適切な診断にも力を入れています。診断から治療方針の検討まで、肺がん治療を専門とする呼吸器外科医と麻酔科医が連携し、患者さまの状態に応じた判断を行っています。

  • 気になる症状があり、肺がんの可能性があるのかどうかを専門医に確認してほしい
  • 健康診断やCT検査で肺の影を指摘されたため、専門医の意見を聞きたい
  • 手術を検討しているが、日帰り手術ができるか相談したい
  • 肺がん治療を専門とする医師の意見を聞いてみたい

このようなお悩みをお持ちの方から、当院には多くのご相談が寄せられています。

ご来院が難しい方に向けて、24時間対応の無料メール相談・LINE相談もご用意しております。肺の陰影や肺がんについて不安がある場合には、お一人で抱え込まず、まずはお気軽にご相談ください。

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この記事の執筆者

東京日本橋 早期肺がん日帰り手術クリニック
院長 浅越 佑太郎
日本麻酔科学会 麻酔科指導医、日本専門医機構 麻酔科専門医
国立がん研究センター中央病院で共に研鑽を積んだ呼吸器外科医と協力し、東京日本橋に早期肺がんの日帰り手術を専門とするクリニックを開院。患者さま一人ひとりに寄り添い、身体的・精神的な負担を最小限に抑えた治療の提供を目指しています。
日本麻酔科学会 麻酔科指導医、日本専門医機構 麻酔科専門医
国立がん研究センター中央病院で共に研鑽を積んだ呼吸器外科医と協力し、東京日本橋に早期肺がんの日帰り手術を専門とするクリニックを開院。患者さま一人ひとりに寄り添い、身体的・精神的な負担を最小限に抑えた治療の提供を目指しています。
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